強制断捨離の次はスーツケースひとつで逃避行
前回は、強制的に断捨離をした話を書きました。今日はそれに続いて、「なんだ、これだけあれば生活成り立つんだね」と悟る出来事があった話を。
強制身軽生活
あの断捨離後、数カ月海外へ飛び立ちました。表向きの大義名分は英語留学でしたが、実際は、現実から一度離れて全部リセットしたかったのです。そして思惑の通り、職もパートナーも住む場所も、主だったところのリセットに成功するわけですが、それはまた別のお話。
数カ月の海外は、モノと自分との距離を観察するのに、とてもいい機会でした。
基本条件として、行き先は発展途上国。日本と同じ質のものは手に入りづらく、基本的には日本から持参したもので済ませます。欧米等の海外輸入品も入手可能なものの、日本より割高なものが少なくなく、その時々必要になったもの以外は何も買わずに過ごしました。無職だしね。
寮生活で掃除、洗濯、食事はついていたので、家事グッズは不要。
[ 短期留学・持参品リスト ]
※メモ魔なので、結構厳密な当時のデータです
[ スーツケース ]
80L。軽くて丈夫で色もキレイ。そしてこのお値段。帰国後使う機会がなくて処分してしまったけど、時々空港でこれ持ってる方を見かけて嬉しくなってしまう、思い出の品です。
[ 化粧品類 ]
- 基礎化粧品:必須!かさばらないよう、ジェル状のもの
- 日焼け止め:暑い地域なのでファンデーションは無し。
- その他ポイントメイク:マスカラ(お湯で落とせる)、チーク、パウダー
- コンタクト
- はぶらし:必須!海外製は何故ヘッドがあんなに大きいのだ。
[ 下着類 ]
- 上下、ハンカチは4日分。靴下は2セット
[ 衣類・靴 ]
- Tシャツ4
- 長袖シャツ2
- 長ズボン1 + ワイドパンツ1
- ユニクロさんの長袖薄手パーカー:これは普通の旅行でもすごく便利
- コンバース1
- パジャマ用の上下:でも滞在後半になると、これでショッピングモールくらいまで行っちゃう
- 水着1
※サンダルは現地調達。
[ 学生の必需品 ]
- 英語の文法書:かなり読む気になる、名著。いまでも時々読む。
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
- 作者: 大西泰斗,ポール・マクベイ
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2011/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 12人 クリック: 68回
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- ノート:ロルバーンを3冊。使い切ってくる!という気合です。
- 電子辞書
- 万年筆 ※インクはLAMYのボトルを現地調達
- 日記帳として、モレスキンのポケットサイズを1冊
- フリクションペン:色ものを。現地の友達が興味津々で、全部あげたら感激された。
[ その他 ]
- 眼鏡
- 折り畳み傘 ※必須!あんなに小さくて軽いものはなかなかない。現地の友達に貸したら、気に入ったらしくしばらく返ってこなかったほど。
- 帽子
- 普段使いのかばん:DEAN & DELUCAの黒トート。泥を浴び、海に落とされ、最終的に漂白を失敗されてダルメシアンになった。
- iPhone + 充電器 + イヤホン
- ヘアドライヤー
- 財布 + 国際キャッシュカード + クレジットカード
- キーホルダー(部屋の鍵を付けておく用)
- パスポート + 学生ビザ
実際、これくらいで生きていける
例えば今日一日を振り返ると、これくらいの基本的な物があれば生きていけるな、と今でも思います。この場合は、数カ月したら帰国する前提なので、むやみに物を増やさないようにしたこともあります。
身の回りの物の所有量ベースがこの程度で、+αで生活を豊かにしてくれそうな物が少し、が、わたしの理想であり、基準になりました。これだけの物があれば自分は大丈夫、と思えると、気分がすっきりします。そして容易に買いなおさなくなります。なにせ、買いたくても質のいいものが見つからないので。(注:今は東京にいます)
余談ですが、この記事を書くために、スーツケースの情報を探すため楽天市場の購入履歴を遡ったのですが、面白いです。自分の購買傾向がある程度わかる反面、何故買ったのか理解できないものも…(楽天で買い物し過ぎか)。反省のために、たまに見るとよさそうです。