苦手分野を分析して克服しようと試みる
先日、こんなことを書きました。
それからしばらく考えているのですが。楽しめることは、屋内、屋外、ひとり、複数、と、バリエーションがあるに越したことないですよね。
例えば釣りが好きだから老後は好きなだけ釣りをして過ごしたい、と思う人がいても、実際1日8時間365日釣りをするかというと、決してそうはならないですね。多くの人にとっては恐らく途中から苦行のようになると思います。どれだけ好きでも、一般的に言えば、ずっとそればかりは何事も良くありません。バリエーションは大事です。
まだ自分が知らないだけで、世の中には面白いことがたくさんあるに違いないのですが、そういう特殊なものは後から付け加えるとして。まずは身近な、日常的に行えることから手をつけようと思います。
そして思いついたのが、料理
とてもノーマルな趣味ですね。でもこれは、日常的に行えるというか、むしろ日常的に行わざるを得ず、これを楽しめたら相当いいなぁ、と。
ここで問題があって、わたし料理がきらいなんです。出来る限りやらないで済ませたいし、夫からの「今日は夜飲んでくる」は、ツマをとても幸せにする魔法の言葉なのです。そんな人が料理を趣味に、となぜ思うのかと自分で不思議に思いますが。
ただ昔から、漠然とした憧れがあります。料理が好きだという奥様、家族のために丁寧にごはんを用意するお母さん。この字面を見ただけで、出来ればそちら側の人になりたいと思います。おまけに料理本を見るのはとても好きです。なんなのか、この矛盾。
苦手な理由を分析する
料理をできるだけしないで済ませたいのは本心。とはいえ、ごく普通の家庭において、金輪際一切しないで済ませられるはずはありません。恐らく明日もしないといけないでしょう。逃げ回るより克服する方がトクなわけです。そこで、「料理をする」というプロセスのどこがきらいなのか、細分化して分析してみようと思います。
わたしは、冷蔵庫のありものでパパッと何かを作れる人では決して無いので、本を見てメニューを決める手順で進めます。
- 本を見る:◯
- 今日の献立を決める:◯
- 家に足りないものをリストアップ:普
- 買い物に行く:△
- 選ぶ:△
- 買う:△
- 帰ってくる:△
- 冷蔵庫に入れる:普
- 作り始める:普
- 時間がかかる:△
- フライパンが焦げやすくて、もう!と思う:△
- 食器を選ぶ:普
- 盛り付ける:普
- テーブルセッティングする:普
- 食べる:◎
- 片付ける:◯
- いい具合に出来なかった場合、夫の顔色を伺う:△
:の後ろは、直感的に好きじゃ無いと思うものには△を、どちらでもないものは普、好きなものには◯、とても好きなものは◎をつけてみました。
原因がある程度つかめた
17項目ある中で、特に解決すべきは、
- 買い出し
- 料理に時間がかかる
- フライパンを新調する
- 顔色を伺わなくていいように、それなりなものを作る
ということのようです。主に買い物に行くのがめんどくさいだけ、というのはうすうす勘付いていた気もする。
解決策としては
- 買い出し:ネットショップさんに頼む。→まとめ買いが必要なので、事前にある程度献立を決めておく必要がある。
- 時間・味:こればかりは経験を積むしかないが、なるべく簡単な手順で済むものから慣れていく。
- フライパン:合羽橋へゴー。
なんだかしょぼい結論になってしまったよ。と思うものの、苦手意識があるものも、原因を探ればなんてこと無い場合もあるってことですね。
あくまでこれは、きらい→普通、になるためのステップです。それを「趣味」「好きなこと」といえるまでできれば、いいなぁ。老後までに。(いやこれは老後にこだわる必要は全然ない)。
これを機に、長年憧れのコレにしようかなぁ。料理きらいなのに調理道具に憧れるのもまた矛盾。